中国の北京市当局は、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」が市内で初めて確認されたことについて、カナダから発送され、米国と香港を経由して中国に到着した郵便物を通じて感染した可能性を排除できないとする見解を発表した。チャイナデイリーが報じた。

北京では15日、「オミクロン株」の感染者が初めて確認された。感染者は女性で、カナダから発送され、11日に北京に到着した郵便物を受け取っていた。
郵便物のサンプルを採取して検査したところ、表面や内部、添付書類から陽性反応が検出され、「オミクロン株」であることが確認された。
郵便物を受け取った女性は、郵便物の表面と書類の最初のページに触れたという。
北京市疾病予防管理センターの副所長は、女性は郵便物を介して感染した可能性があるとし、女性は直近14日間は市外に出ていないと指摘した。
副所長によると、今回確認された「オミクロン株」は、これまでに中国国内の他の都市で確認されたものとは異なっており、昨年12月に北米やシンガポールで確認されたものと類似度が高いという。

https://jp.sputniknews.com/20220117/9971123.html