勤務先の女性用トイレに侵入して盗撮したとして、警視庁は20日、高尾署地域課の巡査、原田宗史(ひろふみ)容疑者(25)=東京都国分寺市新町2丁目=を建造物侵入と都迷惑防止条例違反の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認め、「盗撮した理由はストレスです」と供述しているという。

 人事1課によると、原田容疑者は昨年11月中旬〜12月上旬、複数回にわたり高尾署内の女性用トイレに侵入。個室の扉の上からスマートフォンを個室内に差し向けて女性署員を撮影した疑いがある。

 12月上旬、被害者から「個室内にいたら上から物音がした。見上げたらスマホがあった」と申告があり、警戒していた別の署員が勤務中に女性用トイレ付近にいた原田容疑者を発見、警視庁が調べを進めていた。原田容疑者のスマホからは計5人程度の女性署員の動画や画像が見つかった。署員以外のものは見つかっていないという。

 警視庁の堺瑞崇・警務部参事官は「職員が逮捕されることになり極めて遺憾。今後捜査を徹底し、明らかになった事実関係に基づいて厳正に対処する」とのコメントを発表した。

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