人間社会で生きていくためには、社会的な人間関係をうまく構築していくことが重要です。赤ちゃんや幼い子どもにとって、それは自分の世話を頼める人を学ぶことを意味します。

今回、MITの神経科学者たちは幼児や赤ん坊でさえも、2人の人間が強い関係を持ち、互いに助け合う義務があるかどうかを判断するのに用いる特定のシグナルを特定しました。

それは、その2人がキスや食べ物を共有するなど、唾液を共有するような相互作用を行うかどうかというシグナルです。

今回の研究で、研究者らは、おもちゃを共有したり、唾液の交換を伴わない他の方法で交流したりする場合よりもはるかに、赤ちゃんが、ある人が困っているときに唾液を共有する人々が互いに助けに来てくれると期待することを明らかにしました。
https://news.mit.edu/2022/babies-relationships-saliva-0120