「金融市場崩壊はテロ」説が登場:背景には「ネット金融市場の脆弱性」

金融市場崩壊の影に「ネットを使った金融テロ」がある、という説が米国で耳にされ始めている。ソシエテ・ジェネラルに総額70億ドルを超える損害を1人で与えた事件もあった以上、あながち否定もできないようだ。

テレビ史上でも1、2を争う、なんとも非現実的な瞬間というべきだろう。アーカンソー州の前知事マイク・ハッカビー(Mike Huckabee)氏が、このところわれわれが経験している市場の激烈な変動の背景にはテロリストが暗躍していると示唆したのだ。[Huckabee氏は大統領選に出馬した共和党の政治家で、福音派の牧師でもある。現在、FOXテレビの大統領選コメンテーター]
Huckabee氏は[上に動画を掲載したFox Newsの番組において、]こう語った。

「金融市場にいる友人がこの12日間を慎重に分析した結果、市場操作が行なわれた気配があると指摘した。毎日最後の30分に、異常に大量のコンピューター取引が殺到している。
友人は、経済テロが現在の状況に多大な影響を及ぼしている可能性を示す、現実的な証拠だと考えている。(中略)この現象の背後にいるのはインターネットのページを読んでいる一部の人々ではなく、金融機関を所有している人間に違いない」

https://wired.jp/2008/10/20/%E3%80%8C%E9%87%91%E8%9E%8D%E5%B8%82%E5%A0%B4%E5%B4%A9%E5%A3%8A%E3%81%AF%E3%83%86%E3%83%AD%E3%80%8D%E8%AA%AC%E3%81%8C%E7%99%BB%E5%A0%B4%EF%BC%9A%E8%83%8C%E6%99%AF%E3%81%AB%E3%81%AF%E3%80%8C%E3%83%8D/