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大みそかの恒例特番『絶対に笑ってはいけないシリーズ』に代わって放送された『笑って年越したい!笑う大晦日』(ともに日本テレビ系)が“大爆死”となってしまった。

『笑ってはいけない』から約10ポイントと大幅に数字を落とし、11年連続だった民放トップの座から陥落してしまったのだ。

大みそか名物の『NHK紅白歌合戦』も、世帯視聴率34.3%と歴代最低を更新してしまった。

「大泉さんの司会ぶりはおおむね好評なのですが、やはり内村さんと比較してしまう、という人もいるのでしょう。内村さんは安定感が抜群で、見ていて本当に安心できますよね。優しく楽しい雰囲気で笑いもとってくれる。かつ、締めるところは締める。近年の『紅白』においては断トツでナンバーワンの司会者ではないでしょうか。

「こういった結果もあり、テレビ関係者からは“やっぱり結局はダウンタウンとウッチャンナンチャンだよね”という声が出ています。ダウンタウンの松本人志さん(58)と浜田雅功さん(58)が出演してきた『絶対に笑ってはいけないシリーズ』は11年連続で民放トップを誇っていました。

ダウンタウンがMCを務めた12月25日放送の『お笑いアカデミー賞2021』(TBS系)は、世帯8.0%、テレビ各局が重視する13〜49歳のコア視聴率も6.0%だったという。

「コア視聴率は、横並びでは抜けて1位でした。番組は2021年各ジャンルで最もお笑い界を盛り上げた芸人の功績を讃えるといった内容で、『最優秀話題賞』には『水曜日のダウンタウン』(TBS系)で不仲を解消したおぼん・こぼんが選ばれ、番組は大いに盛り上がりました」(前同)

今回の年末年始特番では森田さんが言った“松ちゃん、平場バリ強いんすよ”が証明されたと言えそうです。ダウンタウンとウッチャンナンチャンの存在感と格、重みと面白さをあらためて実感させられたというテレビマンは少なくないでしょうね」(前出の民放キー局ディレクター)

 年末年始特番や改編期の大型特番などでは、テレビ局間、番組間で、ダウンタウンとウッチャンナンチャンの争奪戦があと数年は続いていきそうだ。