三重県は20日、新型コロナウイルス対策本部員会議を開き、「まん延防止等重点措置」が21日から2月13日まで県内に適用されることを受け、重点措置区域の24市町の飲食店に営業時間短縮を要請することなどを正式に決めた。
飲食店からは「時短はやむを得ないが、苦しい」との声が上がった。

 四日市の居酒屋を経営する女性(47)も、「正直言って、『またか』という感じだ。要請に応じた飲食店には協力金が出るため、『協力金でもうけている』と見られ、ネット上などでの飲食業界へのバッシングがひどく、つらい」と表情を曇らせた。

 同店は昨年9月末までの緊急事態宣言の際は、認証を受けておらず、午後8時閉店を余儀なくされた。
同11月に認証を取得したが、女性は「非認証店への時短要請は理解できるが、感染対策を取った店に認証が与えられているので、そもそも認証店への時短要請の必要はないのではないか」と語った。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20220121-OYT1T50126/