アベノミクスで金融市場は潤ったが、庶民の賃金はほぼ横ばい。格差は拡大している。それでも、安倍氏が経済にこだわる理由を政治ジャーナリストの安積明子氏が話す。
 
「それは安倍さんにレガシー(政治的遺産)がないからです。憲法改正もできず、拉致被害者問題や北方領土問題は1ミリも進展しませんでした。残ったアベノミクスが、経済を好転させる可能性を必死に探っているのだと思います」
 
 しかし、アベノミクスに肯定的な経済評論家の山崎元氏でさえ「評価され続けるのは簡単なことではない」と話す。