ジャーナリストの伊藤詩織さん(32)が、性的暴行を受けたとして元TBS記者の山口敬之氏(55)に1100万円の損害賠償を求めた
訴訟の控訴審判決で、東京高裁(中山孝雄裁判長)は25日、1審に続き山口氏に賠償を命じた。
1審・東京地裁判決(2019年12月)は賠償額を330万円としていたが、高裁は約332万円に増額した。

一方、「虚偽の申告で名誉を傷つけられた」として、伊藤さんに1億3000万円の賠償を求めて反訴した山口氏の請求も一部認め、
伊藤さんに55万円の支払いを命じた。  

訴状によると、伊藤さんは15年4月、山口氏と食事後に向かったホテルで、山口氏から性的暴行を受けたとされる。  

1審は、極度の深酔い状態だった伊藤さんは自らの意思でホテルに行っていないとし、「性行為には合意がなかった」と認定した。
山口氏の反訴は棄却していた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/646ec9244ddcab3e2c2f7fff84499f3d7b828ea9