「泣き寝入りしない」社会に第一歩
 会見に同席した角田由紀子弁護士は、日本の性教育の遅れを指摘。
「同意なしの性行為が普通にできる社会、国際的な基準にあった性教育をすべきだが、日本ではやっていない。日本社会の現状を見直す契機にすべきだ」と述べた。
 5年前から弁護にあたってきた西広陽子弁護士は判決に「まっとうな常識に従った説得力のある判決」と意義を強調。
「詩織さんは大変な思いをして性被害を公表した。泣き寝入りしない、冷めたシステムをなんとかしてほしい、と思って訴えた。判決はそれに答えた第一歩だ」と評価した