ロシア上院のジュラブリョフ副議長は25日、ロシアがウクライナに侵攻した場合の制裁として米英両国などが検討しているとされる国際銀行間通信協会(SWIFT・本部ベルギー)の国際決済ネットワークからの排除について「欧州諸国はロシアから原油も天然ガスも買えなくなる」と述べ、非現実的との見方を示した。タス通信の取材に応じた。

その上で、SWIFTは多くの参加国で構成されており「米英だけでロシアの排除を決めることはできない」と指摘。ロシアからのエネルギー資源などの輸入が多い国が排除に賛成するとは思えないと述べた。

SWIFTには200以上の国・地域の金融機関1万1千社以上が参加しており、送金に必要な通信ネットワークの管理を担っている。(共同)

https://www.sankei.com/article/20220126-XFXAB7PQK5NSXDPSMQEW6MFEEI/