昨日、一挙にこの二つのアワードのノミネートが発表されました。

はい。プロデュサーズ・ギルド・アワーズ(PGA)、ディレクターズ・ギルド・アワード(全米監督協会賞・DGA)、この二つが発表されました。

オスカーの実際の投票者と大部分が重なってるため、これにノミネートされることがオスカー作品賞へのノミネート、絶対なんですが、以下のような感じでした。

<PGA作品賞10作品>

ベルファスト
愛すべき夫婦の秘密
コーダ あいのうた
ドント・ルック・アップ
DUNE
ドリーム・プラン
リコリス・ピザ
パワー・オブ・ザ・ドッグ
tick tick boom
ウェストサイド・ストーリー

<DGA5監督>

ケネス・ブラナー(ベルファスト)
ドゥニ・ヴィルヌーヴ(DUNE)
ポール・トーマス・アンダーソン(リコリス・ピザ)
ジェーン・カンピオン(パワー・オブ・ザ・ドッグ)
スティーヴン・スピルバーグ(ウェストサイド・ストーリー)

はい。以上です。

これにより


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「ドライブ・マイ・カー」と濱口竜介監督のオスカーの作品賞、監督賞のノミネートの芽はほぼ消えました・・・。

・・・まあ、「国際長編映画賞が取れればそれでいいじゃないか」とお考えの人もいるとは思いますが

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日本の映画人がこういう栄光にたどり着けるチャンスは、ノミネートもされないまま、却下されることになりそうです。

 曲がりなりにもニューヨークとロサンゼルスの全米ローカルの二大批評家賞と、全米映画批評家協会賞という、批評的に最もビッグな賞までとるほどの映画だったんですけどね。日本の映画業界が必死こいて運動すればなんとかなった気がするんですけどねえ・・。この辺りはやはり「意識の違い」としか言いようがないのかな。

ちなみにこの日、脚本賞、脚色賞に直結するライターズ・ギルド・アワードも発表されてますが、そちらの計10作品にもノミネートされていませんでした。

https://note.com/themainstream/n/n44e79dede819