https://news.yahoo.co.jp/articles/ce68b1fa75927f986ee51efb9f13d6a8769d9970

沖縄警察署“包囲騒動”がきっかけに…「日本でも若者の暴動が増える」ひろゆき氏が指摘

「警官に、警棒でいきなり右側から殴られた」

 27日未明、沖縄県沖縄市内でバイクに乗っていた17歳の高校生が右眼球に大けがを負う事故が発生。当初、少年の単独事故と報じられていたが、その後、警察と少年による接触事故に変わり、少年自身は警察から暴行を受けたと証言。事実が二転三転していった。

「少年は救急隊にも『暴行を受けた』と話しており、少年と警察の言い分が食い違っていました。右目から血が流れる少年が救急搬送される動画などがSNSで拡散されることで、野次馬も含め400〜500人ほどの若者が警察署を取り囲む暴動騒ぎとなりました」

<早く謝れ!>

<隠蔽するな!>

 警察署に向かって怒号が飛び、盾を持った警察官が退去を呼びかける中、石などが投げ込まれた。その様子が動画で拡散されることでさらに多くの若者が集まってきたという。

 少年の手術をした医師からは、眼球の形を残す努力はしたものの、視力は元に戻らないと伝えられたという。警察からの話し合いの提案は受けているものの、少年への謝罪は未だないとのこと。

 ネット掲示板「2ちゃんねる」を創設したひろゆきこと、西村博之氏(45)は28日、MCを務めるABEMA Primeにリモート出演し、「警察が本当にやったとしても、(少年たちが)ここまで騒がなかったら、たぶん事件にもなってなくて。日本中の人が知ることもなく、隠蔽されて終わりだったと思うんですよ」と発言。

 西村氏はさらに、「日本でも若者が近い将来、暴動を起こすようになる」と3年ほど前に著書で書いていたことをツイッターでコメント。図らずも予測が当たった形となった。

「頻繁に暴動が起こる諸外国に比べて、今の日本は国家や大企業の不祥事が明らかになっても、デモは起これど暴動まで至らない国でした。今回の騒動が呼び水となって、今後、格差の広がりをはじめ、さまざまな不満を持つ若者を中心に、日本でも同様のことが増えていくように感じます。隠蔽やウソがSNSを通じてつまびらかになりやすく、ものすごいスピードで拡散されていくようになったのが大きいでしょう」(犯罪ジャーナリスト)
 
 民主化運動「アラブの春」が起こったのが、今から11年ほど前のこと。日本でもSNSによって権力の理不尽への抗議行動が過激化していくのか。