過疎が過疎で居続ける理由 地方活性化は本当に必要なのか?|『田舎はいやらしい』

本書には、著者が行った様々なインタビューが紹介されている。そんな中から、鹿児島県曾於(そお)市役所企画課の職員にしたものを一つ。

Q 「曽於市は寂れていく一方ですね」
A 「そうなりますね」
Q 「いずれ曽於市は立ち行かなくなりますよね」
A 「そうですね」
Q 「何か対策のようなものはありますか」
A 「う〜ん、ないですね」
Q 「たしかにやりようがねいですよね」
A 「そうですね」
Q 「私も曽於市に住んでいるので分かります」

「インタビューになっていない」とのご指摘があるかもしれないが、過疎地域の人々が持つ雰囲気はよく表れている。(中略)
なぜなら過疎地域がいくら廃れても、職員の収入は中央政府が保証しており、現状維持で何ら問題がないのである。
問題意識そのものがなく、むしろ問題にされることが問題意識として認識される。
https://news.yahoo.co.jp/articles/31f654e587ae2ccdb20f3ee1130087a0891ca465
2以降につづく