https://news.yahoo.co.jp/articles/60de3f7cb14e293fca3ad1490331c63904328311
自民党の安倍晋三元首相と菅義偉前首相が公的な場で
良好な関係をアピールする場面が増えている。

両氏は第2次安倍政権の首相と官房長官として強固な信頼関係を築いたが、
昨秋の菅氏の首相退陣を機に溝が生じたといわれてきた。

参院選を前に2人が再び接近するのは、党内でそれぞれが求心力を維持し、
岸田文雄首相に対抗する狙いがありそうだ。

安倍氏は「私と菅さんは相当強い絆で結ばれている」と公言し、
菅氏も周囲に「安倍さんと対立することは何もない」と語る。

両氏が歩調を合わせるのは、首相が率いる岸田派(宏池会、44人)を源流とする
麻生派(志公会、53人)と岸田派、谷垣グループ(有隣会、約30人)が
再結集する「大宏池会構想」への牽制との見方もある。

再結集が実現すれば、党内最大派閥の
安倍派(清和政策研究会、94人)を超える勢力になる。