聖火の最終点火者は彭帥さん? 北京五輪開会式巡り話題に

毎日新聞

オリンピックの開会式では、聖火の最終点火者が話題を呼んできた。4日に開幕する北京冬季五輪では、新型コロナウイルスの感染拡大や人権問題への注目が集まる中、渦中にある人物を起用する可能性もうわさされている。

アジア地域研究を専門とする大阪工業大の川田進教授は、彭帥さんの起用はIOCと中国の双方にメリットがあるとみる。
「中国による新疆ウイグル自治区での迫害など少数民族の人権問題、それを理由にした欧米の外交的ボイコットといった北京五輪の上に漂う『暗雲』を一時的に吹き飛ばすだけのインパクトがある」と指摘する。

 IOCのバッハ会長は大会期間中に彭帥さんと対面する見通し。

バッハ会長は中国の習近平国家主席とも既に会談しており、川田教授は「あり得ない話ではない」と話している。

【北京・松本晃、倉沢仁志】
 
https://news.yahoo.co.jp/articles/e250f2fdd16d73168078af6b2b9fac32b966eb81