新型コロナウイルスの感染急拡大で、影響を受けているのが献血です。もともと冬は人出が少ない上、感染拡大で、さらに献血に立ち寄る人が減っているのです。

しかし一方で、冬場は心筋梗塞や脳梗塞など、大量に輸血を必要とする手術が増えるため、血液の需要は高まっています。

大阪府内全体では1月、400ミリリットルの献血およそ2万1000人分を集めるという目標に対し、1000人分近く下回る結果に。

1月30日に大阪市のJR京橋駅前で行われた献血を取材すると、60人分を目標としていましたが…

【大阪府赤十字血液センター 献血推進課 田中陽子推進三係長】
「まだ30人弱のご協力にとどまっておりまして、必要数を確保するために時間を延長して、ご協力お願いしようと思っております」

そんな中で献血に協力した人は…

【献血は初めての高校生】
「人のためになることなので、貢献したいなと思っていて」
ーーQ:初めての献血は?
「まあ普通。思ったより大げさじゃないなっていう」

【献血は78回目の男性】
「確かに寒いから、あまり出たくないし、コロナの状況もあってという気持ちは分かります。でも(外に)出てる人もたくさんいるから、その人たちには(献血を)やっていただきたい」

献血車では、空気の入れ替えや消毒を頻繁に行って協力を呼びかけています。

【大阪府赤十字血液センター 献血推進課 田中陽子推進三係長】
「献血は、まず不要不急の外出ではないということを皆さんに強く知っていただいて、苦しんでおられる患者さんを救う道として、献血にぜひともご協力をお願いしたいと思います」

https://news.yahoo.co.jp/articles/dcb8643ce08578d542b30e6483226e3f032a59bb