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「誰にも邪魔されたくない」稲見萌寧が目指すパーオン率80%

「誰かに抜かれるのは死守したい。誰にも邪魔されたくない。パーオン率80%は超えたい。全部グリーンに乗せて、バーディパットが入る、入らないの世界にしたい」−。稲見萌寧が3シーズン連続となるパーオン率1位奪取へ向け、言葉に力を込めた。

ツアーにフル参戦した2019年、記録が残る中では史上最も高いパーオン率78.21%をマークした。コロナ禍で統合されて長丁場となった続く20−21年シーズンも75.77%と、安定したショットで初の賞金女王を手繰り寄せた。


前人未到となるパーオン率80%の大台には「全体的に安定性が足りない」と自己分析。参考にするのがツアー50勝で永久シード(ツアー30勝)プレーヤーの不動裕理だ。「聞いた話だと不動さんは1yd刻みでショットが打てるとか。5ydなら打てますが、1ydはちょっと…」と2005年まで6季連続で賞金女王を獲得したレジェンドの正確性に舌を巻く。

「小学生、中学生の頃から総合的な目標は永久シードと言っている。この時代に永久シードを取れたらすごい。それを目指せるように頑張りたい」。22歳にしてツアー10勝もおごる気持ちはない。残り20勝へショットメーカーは精度に磨きをかけ続ける。