2750万円支払い和解か 泥酔男性を警察官が保護、搬送後に死亡で損賠訴訟 千葉・印西
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千葉県印西市で2017年、酒に酔って暴れていた男性を千葉県警察官が保護し、
口にタオルをかませて搬送後、男性が心肺停止となり死亡した事件で、
遺族側が県を相手取り、損害賠償を求める訴訟を地裁佐倉支部に起こしていたことが3日、分かった。
県は損害賠償金として2750万円を支払うことなどで和解する議案を16日開会の2月定例議会に提案する。

議案などによると、印西市で17年6月、男性が酔って暴れたため知人が110番通報。
駆け付けた警察官が男性にタオルをかませ、脈拍などの確認を行いながら印西署に搬送した。
到着時に男性が心肺停止状態となっており、2週間後に死亡した。
関与した警察官3人は業務上過失致死罪で罰金刑が確定している。

遺族側が19年6月、国家賠償法に基づき県に対して損害賠償を提訴。
和解議案には、県が男性に哀悼の意を表するとともに、適正な保護に努め再発防止を期すことも盛り込まれている。