「野党間の予備選や地方自治を通じ、政策を有権者に見てもらわなければ」橋下氏が立憲・泉代表に提言

橋下:簡単ではないが、自民も公明と政権を形成しているわけだし、例えば維新が単独で政権を取るのは現実的には無理だと思う。

そこは国民民主、立憲民主、あるいは共産と、分かれているグループが派閥化し、最後は一つの塊になっていかないことには自公とは対峙できない。

その塊になる過程において、どうやって派閥闘争をするのか、誰を候補者にするのかというところを、最後に決めるのは有権者だ。
その点、自民党がすごいのは、最後は候補者の調整をやりきってしまうこと。長年の伝統に基づくとんでもない技術がある。

泉:立憲民主党から野党全体を見ると、共産党さんと維新さんが両側にいる感じなので、
2党が乗ってくるのであれば、野党の予備選もできると思うが、維新さんは本当に共産さんと予備選をやるのか。

橋下:僕が聞いている限り、やると言っている。

予備選をやりながら野党のあり方を決めていき、負けたら候補者を立てない、という割り切りだ。
維新と共産党の候補者がどこかで戦って、共産党が勝った、そして勝ち続けた、となれば、維新は共産党の政策に寄っていかざるを得ない。

逆に維新が勝ち続ければ、共産党は維新の政策に寄らざるを得ないということだ。

泉氏:では、共産党が政権に入るということも?

橋下:有権者が選んだのならしょうがない。野党の方向性を有権者が選んでいく。予備選というのはそういうことだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8697f83dcb41a490eadae94aa2ceccdcd40ab7d4?page=2