北京冬季オリンピックの開会式が4日、国家体育場(通称「鳥の巣」)で始まり、国際オリンピック委員会のトーマス・バッハ会長が姿を現すと中国のSNS微博(ウェイボ)では、「バッハは寒くないのか」というハッシュタグがトレンド入りした。

氷点下4℃と極寒の中行われた開幕式、スーツ姿のバッハ会長がテレビに映ると、「北京の寒さを軽く見ていたのでは」「あのスーツは特殊素材でできているのか」とSNSが騒然となった。入場行進では米領サモアの旗手が上半身裸で登場し注目の的となったが、中国のネットユーザーはバッハ氏の軽装にくぎ付けで、スピーチで登壇した同氏がコートを羽織っているのを確認すると、「やっぱり寒かったんだ」との反応が広がった。スピーチの終盤になると、「鼻をすすっている。やっぱり寒かったんだ」「バッハが寒いかどうかよりも、後ろの男性たちが引きつり笑いをしているのが気になる」などと注目を集め続けていた。

バッハ会長は2021年の東京大会開会式でのあいさつが約13分に及び、日本ではスピーチの長さを揶揄した「バッハ校長」などのワードがトレンド入りしたが、北京五輪のスピーチは10分以内にまとめた。

(36Kr Japan編集部)

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