ガソリン店頭価格171.2円 補助金の抑制効果は2.5円

資源エネルギー庁が9日発表した7日時点のレギュラーガソリンの店頭価格(全国平均)は、
5週連続で値上がりして1リットルあたり171.2円だった。価格急騰を防ぐ「激変緩和措置」が
適用されて2度目の発表。価格抑制効果は1リットル3.7円の補助に対し2.5円だった。

経済産業省は同日、原油価格の上昇を踏まえて補助金を10日から上限の5円に引き上げると
発表した。政府は補助金のさらなる増額や延長などの検討に入った。

ガソリン価格は前週比で0.3円(0.2%)値上がりし、13年ぶりの高値水準が続く。経産省は
市場実勢で173.7円になると見込んでいたが、補助金の効果で171.2円に抑えられたと分析した。

原料の原油は高止まりが続く。ロシアとウクライナの情勢の緊張感の高まりに加えて
米国の寒波の影響による需給の引き締まり観測が背景だ。原油の国際指標となる
ニューヨーク市場のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)先物の期近物は先週、
1バレル93ドル台まで上昇し2014年9月以来の高値をつけた。

元売り各社は10日以降の卸値を0.7円引き上げると系列の給油所に通知した。原油調達コストが
前週比で2円値上がりした。一方、補助金の増額は1.3円。2週連続の値上げとなった。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB092YL0Z00C22A2000000/?n_cid=SNSTW001&;n_tw=1644383852


170円超える限りずっと税金燃やしつづけるの?