「搬送先がすぐに見つからない恐れ」 降雪で骨折に注意、救急が逼迫

 関東甲信地方で10〜11日にかけて大雪が降ると予想されている。
新型コロナウイルスの感染拡大で救急医療が逼迫(ひっぱく)しており、医療関係者は「降雪で足を滑らせて骨折しても、搬送先がすぐに見つからない可能性がある。不要不急の外出は控えて」と呼びかけている。

 冬場はもともと心臓疾患など救急の患者が増える傾向にあるうえ、「第6波」が本格化した1月以降、コロナ病床の確保や医療スタッフ不足で救急医療が逼迫。各地で救急車の行き先がすぐに決まらない「救急搬送困難事案」が急増している。

 総務省消防庁によると、救急搬送困難事案は主要都市の52消防本部で、2月6日までの1週間に5469件に達し、4週連続で過去最多を更新している。

https://www.asahi.com/articles/ASQ296D7CQ29ULBJ01C.html