8日に始まった福島第一原子力発電所1号機でのロボットを使った調査で、東京電力は9日、水がたまっている格納容器へ
ロボットを投入した際にカメラが捉えた堆積物の映像を公開しました。
東京電力は「堆積物が溶け落ちた『燃料デブリ』かどうか現段階でわからない」として、調査を続けることにしています。

東京電力が公開したのは、福島第一原発1号機の格納容器内部の映像で、ロボットに取り付けたカメラが捉えました。

カメラは、水に満たされた格納容器の中を進む様子のほか、格納容器の下に位置する配管の周辺にたまっている
堆積物を捉えていました。

堆積物が確認された場所は、格納容器の下にある「圧力抑制室」につながる配管の入り口だということです。

また、映像は公開されていませんが、原子炉を支える「ペデスタル」という構造物の開口部付近でも堆積物が確認されたということです。

これらの堆積物について東京電力は「溶け落ちた『燃料デブリ』かどうか、現段階でわからない」として、
準備が整いしだい、内部を詳細に撮影するロボットを投入する計画です。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220209/k10013476761000.html