2月9日、現在開催されている北京五輪のフィギュアスケート競技、団体戦でメダル授与式が中止された件で、五輪専門メディア『insidethegames』は金メダルを獲得したROC(ロシア)の選手にドーピング疑惑があるため、「法的な処理」が必要な状態にあると報じた。

そして翌10日、同メディアはその疑いがかかっているのが15歳のフィギュアスケーター、カミラ・ワリエワだと報じている。禁止薬物使用の疑惑だという。

また、その正確な内容は不明だが、関与した薬物は「競技力向上ではなく、娯楽的なものであるという主張が広まっている。また、それが競技中に接種されたもなのか、競技外で接種されたものなのか論争がある」としている。

先日の団体戦で圧倒的な演技を見せた15歳のスケーターは、ショートプログラム、フリースケーティングでともに高得点を叩き出し、ROCの2大会ぶりの金メダル獲得に貢献した。今シーズンシニアデビューを果たし、世界最高スコアを塗り替え続けており、女子シングル競技で金メダル最有力候補とされている。

同競技は2月15日にショートプログラム、17日にフリースケーティングが行なわれる。果たしてその場に、ワリエワの姿はあるのか。今後の動向が注目される。

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