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実物の12倍——実際に動く巨大Raspberry Pi 3を製作してみた
https://fabcross.jp/news/2022/20220209_byte_sized_engineering.html
https://fabcross.jp/news/2022/dmln5300000vk0qo-img/dmln5300000vk0rd.jpg
Raspberry Pi財団は、YouTubeチャンネル「byte sized engineering」の
Zach Hipps氏が製作した通常サイズの12倍となる巨大なRaspberry Pi 3を公式ブログで紹介した。
Zach氏は、まず3D CAD「Fusion 360」でRaspberry Pi 3を3Dモデル化し、
全ての部品を12倍のサイズで3Dプリントした。
全てをプリントするのに150時間以上を要し、5kg以上のPLAフィラメントを使用したという。
各部品を実装するプリント基板(PCB)は合板で作成し、実機の寸法を基に、
マスキングテープを使った塗装で回路を再現した。
PCB上のロゴや文字は、ステンシルで転写。
基板に貼り付けたテープをレーザーカッターでくり抜き、文字部を白いペンキで塗りつぶして描いている。
3DプリントしたUSBとHDMIポートは実物と同じクロムメッキのように塗装し、
その他の部品と共にPCB上にねじで止めた。
40ピンのGPIOは、ドリルで開けた40の穴に金属チューブを挿入して再現している。
仕上げとして、実物のRaspberry Pi 3をPCBの裏側に取り付け、
実物のGPIOと巨大GPIOをケーブルで接続し、USB、イーサネット、HDMIポートもケーブルで接続。
実際に動作する12倍サイズのRaspberry Pi 3が完成した。