今月5日から6日にかけて、アフリカ南東部の島国マダガスカルをサイクロンが通過し、90人以上が死亡、9万人を超える人々が家を失いました。

アフリカ南東部の島国マダガスカルでは、今月5日から6日にかけてインド洋で発生したサイクロンが通過し、大雨で川が氾濫したり強風で屋根が壊れたりする被害が出ています。

地元の防災当局などによりますと、このサイクロンにより家屋の下敷きになるなどして、これまでに92人の死亡が確認され、少なくとも9万人の人が家を失いました。

このうち南東部のイコンゴ地区では、土でできた家が洪水で流され、71人が死亡したほか、東部のノシバリカでは建物の95%が倒壊しました。

こうした状況を受けてJICA=国際協力機構は、マダガスカルの支援に乗り出し、9日にテント280張りや、毛布1140枚などの緊急支援物資が現地に到着し、現地の防災当局に引き渡されました。

マダガスカルでは1月22日に上陸したサイクロンでも、大規模な洪水が起きて55人が死亡、10万人を超える人たちが被災していて、食料をはじめ、国際社会の支援が急務になっています。

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