大阪府警が2021年に懲戒処分にした警察官は3人で、盗撮や乱交パーティーへの参加などが理由だったことが10日、府情報公開条例に基づく開示文書や府警への取材で分かった。

訓戒や注意処分は171人で、職場内で不倫し勤務中に警察署内で複数回性交したとして、30代の男性巡査部長と20代の女性巡査長が警務部長訓戒になったケースなどがあった。

監察室によると、懲戒処分3件の内訳は、駅のエスカレーターで当時19歳だった女性のスカートの下にスマートフォンを差し向けた南署の男性巡査長(30)が減給10分の1(6カ月)。
逃げる際に女性を転倒させてひざにけがをさせており、府迷惑防止条例違反と傷害容疑で書類送検された。

府警が公然わいせつ事件として摘発した乱交パーティーに過去に8回参加していた黒山署の男性巡査長(28)と、
コンビニのトイレに実弾入りの拳銃を一時置き忘れた第3機動隊の男性巡査部長(37)=公表済み=が戒告となった。

また、新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置の期間中に、大阪市内の繁華街で友人と飲酒した後、
通行中に肩が当たりトラブルとなった10代男性の顔を殴った20代の男性巡査=傷害容疑で書類送検=が本部長訓戒処分となった。