【未解決事件】1995年に起こったペインスクリーク連続死事件、いまだ解決せず

1995年7月20日早朝にペインスクリーク市でビビアン・ロバーツ(55)が遺体で発見された。
ビビアンは前市長チャールズ・ロバーツ(58)の妻で、自身も起業家であり市の発展に寄与した。
検死の結果、ビビアンは頭部の右側を重く鋭いもので殴られており、斧と推定された。
死亡推定時刻は7月19日の24時頃。

7月25日、ビビアン殺害容疑で無職のスコット・ブルックス(20)が逮捕された。
スコットは前年までロバーツ家に使用人として雇われていたが、素行不良のため解雇されていた。
また、ビビアンの娘であるトリシャ・ロバーツ(21)との交際をビビアンに反対されていた。
7月19日の23時ごろにスコットがロバーツ家の方から駆け去る姿が目撃され、取調べでスコットはビビアンと会っていたことは認めたが殺害は否認した。

10月26日にスコットは証拠不十分として釈放されたが、11月17日に何者かに胸部を滅多刺しにされて死亡した。

12月27日にトリシャが入院先の病院の屋上から落下し死亡した。
事故か自殺と思われる。

ビビアンの死亡事件前、同年6月6日にロバーツ家の庭師であるアンドリュー・リード(47)が自宅で焼死した。
同年7月12日にはビビアンの主治医であるヘンリー・ジョンソン(58)が水死体で見つかった。
どちらも事故死と判断された。

名士の家にまつわる死亡事件が連続したことでペインスクリークは急速に廃れ、1999年には統廃合によりその地名もなくなった。

ビビアン・ロバーツ及びスコット・ブルックスの殺人事件はいまだ解決していない。