ミャンマーでクーデターが発生してから間もなく1年が経つ。
国軍による弾圧で大規模な抗議デモが抑え込まれ、多数の犠牲者を出して流血の事態となった最大都市ヤンゴンはいま――。

クーデター発生前からその変遷を見つめてきた、ヤンゴン在住の日本人男性A氏が、匿名を条件に取材に応じた。

「街で見かける軍用トラックや国軍兵士の数はクーデター直後に比べて減っていますが、それでも軍の施設や役所には土嚢(どのう)が積まれ、鉄条網の奥では兵士が銃を構えています。
ダウンタウンなど人通りの多い場所は7〜8割まで人出が戻ってきました。見た目はクーデター前の日常と変わりませんが、内情は違います」

市場や飲食店には庶民の姿が見られるが、その光景はあくまで、「表面的な平穏」を取り戻したに過ぎないという。

街を埋め尽くした大規模な抗議デモは、すっかり鳴りを潜めた。その代わりに現在、行われているのが小規模デモだ。
若者たち数人が横断幕を掲げ、「ミャンマーに民主化を」とシュプレヒコールを上げ、数分で解散するというゲリラ的なデモである。
昨年12月10日には、国連が定めた世界人権デーに合わせ、出勤や外出を控えて抗議の意思を示す「沈黙のストライキ」も行われた。
こうした活動に加え、民主派の若者たちの一部は、国軍に対抗するため武力闘争にも転じた。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/ef59b2b3576ceb69d0049a3113c50135e07d0ccf
2/10(木) FRIDAY