米ミシシッピ州で米宅配大手フェデックスの運転手として働く黒人男性が、仕事中の自分を追いかけてきて発砲した親子について、ヘイトクライム(憎悪犯罪)事件として起訴するよう求めている。

ドモンテリオ・ギブソンさん(24)は、ジョギング中に白人親子に追跡されて射殺された黒人青年、アマード・アーバリーさん(当時25)の事件と自分の経験には共通点があると指摘。米CNNに対して、「(アーバリーさんは)自分に何があったか主張しようにも生き延びられなかった。それだけに、自分は声を上げる責任があると感じている」と話した。

ギブソンさんによると、今年1月24日にミシシッピ州ブルックヘイヴンでフェデックスの宅配業務にあたっていた時、事件が起きた。配達車両を、一軒家の車寄せから出して道路に戻ろうとした際、軽トラックにさえぎられた。トラックをよけて道路に出ると、路上で男性が自分に銃を向けて、車を停めるよう合図してきた。