ギブソンさんの代理人、カルロス・ムーア弁護士は、両容疑者にかけられた罪状が軽すぎると主張し、連邦法にもとづき憎悪犯罪として捜査するよう要求。さらに、捜査の担当をブルックヘイヴン警察署から別の捜査機関に移管し、殺人未遂罪も適用するよう求めている。

「(ギブソンさんは)フェデックスにフルタイムで雇用されている。事件当時は、自分の仕事に取り組んでいた。それなのに、その人の行く手を阻み、追いかけ妨害しようとして、繰り返し発砲した」と、弁護士は容疑者親子を批判。さらに、「彼の肌の色だけを理由に、それほど憎悪にまみれ、それほど人種差別をして、それほど悪意だらけになれるなど、あまりにおぞましいことだ」と述べた。

ギブソンさんは事件後も、同じ配達ルートを担当するよう会社に指示されたが、数日すると途中でパニックの発作が起きるようになったため、無給で休みをとらざるを得なくなったという。

フェデックスは、「当社はこうした状況をきわめて深刻に受け止めており、チームの一員に対するこの犯罪行為に衝撃を受けている」とコメントを出した。