ワリエワの出場許可 米五輪委員会は失望の声明「クリーンスポーツ軽視の新たな章だ」

北京五輪・フィギュアスケート女子シングルの金メダル候補カミラ・ワリエワは、ドーピング検査で
禁止薬物が検出されたことで出場可否が注目されていたが、スポーツ仲裁裁判所(CAS)はロシア
反ドーピング機関(RUSADA)が出場資格の停止を解除したのは妥当との裁定。

これにより、ワリエワの個人戦出場が認められることとなった。発表後、米国の五輪委員会は
声明を発表。「これはロシアによって組織的に充満するクリーンスポーツの軽視の新たな章です」
などと失望を伝えている。

ワリエワの15歳という年齢が保護対象であること、出場が認められなかった場合は甚大な損害を
与えてしまうことなどを考慮した結果、今回は個人戦出場を認めることになったという。女子シングルは
15日にショートプログラム(SP)が行われる。

これを受け、米国五輪委員会(USOPC)のニュースツイッターは、USOPCのCEOサラ・ハーシュランドの
名前で声明を発表した。投稿された画像内の文章では「我々はこの決断が送るメッセージに落胆しています。

スポーツの品位を守り、アスリートとコーチ、全ての関係者を最高水準に保つのはIOCの集団的責任です。
アスリートは公平な競争の場で競い合っていることを知る権利があります。残念ながら、今日その権利が
否定されました。

これはロシアによって組織的に充満するクリーンスポーツの軽視の新たな章です」と失望が記されている。
そして「我々は、この件が終結したわけではないことは知っています。オリンピック・ムーブメントの皆さんが、
世界のアスリートの代表としてクリーンなスポーツのために戦うよう呼びかけます」と、クリーンな
スポーツの在り方を訴えた。

練習するカミラ・ワリエワ(15歳)
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