合体が進行する3つの銀河。宇宙と地上から撮影した相互作用銀河「IC 2431」

こちらは「かに座」の方向およそ6億8100万光年先にある相互作用銀河「IC 2431」です。
相互作用銀河とは、重力を介して互いに影響を及ぼし合っている銀河のこと。
欧州宇宙機関(ESA)によると、IC 2431では3つの銀河の合体が進んでいるように見えるといいます。

画像に写るIC 2431の星形成活動や潮汐力による銀河の歪みは、
合体しつつある銀河どうしの相互作用の様子を物語っています。
また、銀河の手前側には厚い塵の雲が広がっていて、銀河の一部が隠されています。
この宇宙では、銀河どうしの衝突・合体・すれ違いはめずらしい現象ではありません。
こうした銀河どうしの相互作用は、銀河の進化における重要な側面だと考えられています。

https://sorae.info/astronomy/20220215-ic2431.html
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