「佳子さまは、一生ここから抜け出せないのではないか、という大きな恐怖心を抱かれているようでした。このまま皇室を出られないならば生きている意味はない、と。極端な言い方をすれば、自分で自分の命を絶つ、そんなことも辞さないほど、当時の佳子さまは深刻な悩みを抱えていらっしゃったのです」

「実は、早い時期からお二人は、結婚して降嫁することでしか、皇室を抜け出せないという考えで一致していました。それがお二人にとっての唯一の希望だったのです。
しかしそれは2人だけの秘密でした。成年皇族として、今後も皇室を支えてほしい、と期待を寄せる周囲に『本当は一刻も早く結婚したい』などといった本心は決して悟られてはならない。それは2人だけの『脱出計画』のようなものでした」

 ある日、女性皇族が結婚をすると、品位保持のために一時金が支払われ、「内親王であれば1億3700万円が支給される」と話したことがあった。すると佳子さまは、

「そんなにもらえるんですか!」

 と目を輝かせたという。

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