小池知事「数値も幅を持たせている」 緊急事態宣言の新指標、重症者病床使用率の基準突破に… 

東京都の小池百合子知事は16日、新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言を国に要請する基準として設けた重症者病床使用率が15日に目安の一つの30%を超えたことについて、「数値も幅を持たせているし、臨機応変に対応したい」と述べ、宣言の要請に慎重な姿勢を示した。
 
小池知事は「オミクロン株の特性は既往症にコロナが重なった時に重症化(する)などこれまでと異なっている。オミクロンの特性に合わせた対応ができるよう努めたい」と語った。

都は3日、オミクロン株の特性を踏まえた重症者病床使用率か、入院患者に占める酸素投与が必要な患者の割合のいずれかが30〜40%となり、かつ一週間平均の新規感染者数が2万4000人となった場合、宣言を要請するかどうかを判断するとの新たな基準を発表。重症者病床使用率が15日にその目安の一つが基準を超える31・5%となった。一方、一週間平均の新規感染者数は15日は15219人で宣言判断の基準を下回っている。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/160574