2022年2月17日 3:50 JST
米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、米金融当局による積極的な利上げは米経済をリセッション(景気後退)入りさせるリスクがあるとの見方を示した。食品関連会社ユナイテッド・ナチュラルフーズ主催のオンラインイベントでの発言。

  カシュカリ総裁は「もし非常に積極的に金利を引き上げれば、経済に急ブレーキがかかり、経済をリセッション入りさせるリスクを冒すことになる」と指摘。「同僚や自分自身への戒めは、やり過ぎないようにということだ」と述べた。
インフレ率については、年内に目標の2%に下がる可能性は低いが、「着実」に落ち着く方向で進み、年末までに3%に近づくとの予想を示した。
同総裁は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持たない。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-02-16/R7EROMT1UM0X01