プリンターの印刷に使った使用済みカートリッジにトナーを詰め直し、新品と偽って販売したとして、
千葉県警察本部は千葉県柏市の事務用品販売会社の社長らを、商標法違反などの疑いで逮捕しました。

警察は、売り上げは少なくとも7億円に上るとみて、販売の実態を解明することにしています。

逮捕されたのは柏市の事務用品販売会社「リューセイ」の社長、山森敬造容疑者(74)と社員の合わせて5人です。

捜査関係者によりますと、山森社長らはプリンターの使用済みカートリッジにトナーを詰め直し、
大手電機メーカー純正の新品だと偽って販売したとして、商標法違反と詐欺の疑いが持たれています。

情報提供を受けて警察が捜査を進めた結果、メーカーのロゴが印刷された箱を偽造するなどしていた疑いがあることが分かったということです。

インターネットで正規の商品より安く販売していたということで、警察は売り上げは3年間で少なくとも7億円に上るとみて、販売の実態を解明することにしています。