老犬捨てる人が増加…保護団体代表「飼い主に見せたい。最期までこんな立派に生きたよと」

犬の殺処分の数は年々減少していますが、それでも老犬を捨てる人は増加傾向にあります。愛知県武豊町に、
引き取り手が見つからず、殺処分の対象となった犬を引き取っている保護団体があります。
代表は「飼い犬の最期を看取るのは飼い主の義務」と訴えます。

捨てられたり、迷子になったり…。小雪のように保護される犬の数は年々減っているものの、2020年度には
愛知県内で1188匹。そのほとんどが8歳以上の「老犬」とみられ、もし引き取り手が見つからなければ
殺処分になります。

「終生飼育が飼い主の義務」
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2021年12月。殺処分を逃れドックレスキューハグにやってきた、ビーグルのおばあちゃん「小雪」に異変が起こりました。
塚本さん:「小雪が食べないなんて…。何でも欲しがって、何でも食べる小雪が、もう食べない…」
患っていた腎不全が悪化し、何も口にできなくなってしまいました。
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塚本さん:「いくら点滴やっても口から栄養取らないと…。あとどれくらい時間が残されているかわからないけど、
最期までみんなでサポートしたい」そして、何も食べられなくなってから2週間。3キロ以上痩せてしまった小雪は、
とうとう寝たきりに…。そして、年が明けた1月10日に、眠るように旅立ちました。
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塚本さん:「終生飼育ってよく言うんですけど、飼い主の義務。小雪がどんな思いでセンターに入って、
飼い主さんを待って…。飼い主に見せてあげたい。こんなに最期まで立派に生きたよって」
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塚本さん:「寂しいから犬が飼いたい人もいるけど、それは欲であって…。15年後を考えたときに、
その子の面倒が看られるか…。『飼わない』選択をされる方も。その選択が正しいと思います」
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