親露派武装集団は2014年からウクライナ東部のドネツク、ルガンスク両州の一部を実効支配し、現在も政府軍と紛争を続けている。プーチン氏の発言に呼応するように、
露連邦捜査委員会は16日、ウクライナ政府軍に殺害された住民がこの地域に埋葬された疑いで捜査を開始した。タス通信によると、ルガンスク州の親露派武装集団は17
日、政府軍から迫撃砲で攻撃されたと一方的に訴えた。

 セルゲイ・ショイグ露国防相も昨年12月、この地域で「米国が化学兵器を使った攻撃を準備している」とプーチン氏に報告した。米国は疑惑を否定している。