2022年の米株式は、コロナ禍の大金融相場がFRBの金融引き締めとともに終息し、中間反落場面を迎えている。ほどほどのインフレと金利上昇にめどが立てば、23年にかけて業績相場での上昇を見込める。金利高と株高とドル高が並走する場面で、日本からの米株式投資は株と為替でのWの利益を期待できよう。しかし24年に米政策金利が2.5%に達すると、業績相場が終息し、株安・ドル安のWの悲劇が起こり得る。その時、日本の投資家はどのような対応を取るべきか。(田中泰輔リサーチ代表 楽天証券グローバルマクロ・アドバイザー 田中泰輔)
https://diamond.jp/articles/-/295082