「民主党」記載362万票…昨年衆院選、立民・国民に案分

 昨年10月の衆院選比例選で、「民主党」と書かれた票が全国で362万6320票に上ったことが、総務省が18日公表した資料で分かった。立憲民主党と国民民主党がともに略称を「民主党」で届け出たため、大量の「案分票」が発生した。
 比例選は政党の正式名称に加え、党が届け出た略称を記載しても投票できる。同じ略称の票は、各開票所で各党が獲得した得票数に応じて振り分けられ、案分票として処理される。
 362万票の「民主党」票のうち、立民には295万8201・722票、国民には66万8116・241票が振り分けられた。立民は比例票全体(1149万票)の25%、国民も比例票全体(259万票)の25%を案分票が占めた。
 立民、国民両党は略称を巡る協議を始めている。ただ、調整がつかなければ、夏の参院選でも大量の案分票が生じる可能性がある。
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