『ONE PIECE』最大の謎といえば、ゴールド・ロジャーが残した“ひとつなぎの大秘宝”。これまでわずかなヒントしか明かされておらず、その正体は謎に包まれている。しかし2月14日発売の『週刊少年ジャンプ』11号に掲載された最新話では、ビッグ・マムの口から衝撃のセリフが飛び出していた。


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文字通り「ひとつなぎの大秘宝」なのか?

話題を呼んでいるのは、第1040話『新世代の耳にも念仏』で描かれたビッグ・マムのモノローグ。ルーキーたちに追い詰められたビッグ・マムは、世界中を焚きつけて「大海賊時代」の幕を開けたゴールド・ロジャーに対して、つらつらと恨みをぶつける。


そこでは、「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」について気になる言葉も。ビッグ・マムは「何がある!?」「どこにある!!?」「この国にもあるんだろ?」と、「ワノ国」に「ひとつなぎの大秘宝」があるかのように語っていたのだ。


ビッグ・マムがある程度真実に迫っていると仮定して、この発言を考察してみよう。この国“にも”という言い方からして、「ひとつなぎの大秘宝」は複数存在するということ。文字通り、カケラのように散らばっており、それらを集めることで「ひとつなぎ」となるのかもしれない。


あまりに意味深な発言に、ネット上では《「この国にもあるんだろ」って何!? ワンピースって複数形なの!?》《ワンピースは複数あって1つに合わせる(=ひとつなぎ)ことで大秘宝になるもの?》《ワンピースが複数あるような言い方が一番気になった》《ワンピースがワノ国にもあるって本当何…複数あるの…どういうこと》といった驚きの声が巻き起こっている。


意味深なセリフをめぐる考察

なお、実は「ひとつなぎの大秘宝」が1つのモノでないことは以前にも仄めかされていた。第967話『ロジャーの冒険』では、その正体がジョイボーイの残した“莫大な宝”だという説が浮上。さらに第968話『おでんの帰還』では、「世間はロジャーが手に入れた全ての物を総称し“ひとつなぎの大秘宝”と呼んだ」と断言されている。


今回ビッグ・マムが発したセリフは、一連の描写を裏付ける根拠となるだろう。ただ、その一方で、ビッグ・マムのセリフは「ひとつなぎの大秘宝」を指すものではないという解釈も。彼女が言及していたのは、「古代兵器」のことではないかと考察されていた。


古代兵器のうち、「プルトン」と「ポセイドン」に関しては正体が明かされている。しかし残りの1つ「ウラヌス」は、今も正体不明のまま。そもそもカイドウはビッグ・マムと手を組んだ際、古代兵器を手に入れると断言していた。つまり「ワノ国」のどこかに「ウラヌス」が存在し、それを手にするためにビッグ・マムと同盟を結んだのかもしれない。
https://news.biglobe.ne.jp/entertainment/0218/myj_220218_1786524264.html

その他にも、ビッグ・マムが言及したのは「ロードポーネグリフ」のことだという意見もあるようだ。「ひとつなぎの大秘宝」は「ラフテル」に眠っているとされているが、この島に行くには世界に散らばる「ロードポーネグリフ」が必要。そして「ワノ国」にも「ロードポーネグリフ」が存在するため、「この国にもあるんだろ?」というセリフと合致している。