ニュルンベルク裁判で心理分析官として戦犯達や一般のドイツ人を記録したグスタフ・ギルバートというアメリカ軍人がいるんだが彼の観察が今とリンクしていてなあ…

ドイツの一般民間人の家に泊まり込み、彼らと今度の戦争についての話をし、彼らの心理状態を調査しようとしたが、彼らは一様に「我々は嘘をつかれて裏切られた」と称して、自分たちが「戦争を望んでいた」ことや「ユダヤ人虐殺に賛成した」ことを頑なに認めようとしなかったので、ギルバートはうんざりし、一般ドイツ国民の精神状態を「哀れまでの自己正当化」と分析した。

この人の記録は一読の価値あると思う