先日、実家の火災報知器が「電池切れです交換してください」と連続に発し続け、老夫婦2人で一時間もどこか分からず探したそうだ
火災報知器(煙探知機?)なので天井に付いており誰でもすぐに気づくだろう
でも両親も歳を取りそんなことすら発見に1時間もかかってしまった
やっと気づいて天井から取り外しても蓋の開け方が分からず電池交換ができない
だから俺が週2の定期見回りで来るまで布団でぐるぐる巻きにして音を抑えていた
試してみると少し回すだけで簡単に電池を外すことができた
「いやー、良かった助かっちゃった」と両親が大袈裟に喜んで、でも替の電池がないからしばらく放っておくことに
そう話したのに、親父はそれを忘れてしまって暫くすると電池のない探知機を天井に付けようとし始めた
それは全く元々探知機があった場所とは別の場所で2メートルは離れている
おかしいな、見つからないなあと何もない天井に向けて首を傾げる爺に、なぜか声を荒げて怒ってしまった
子どもの頃の俺を、悪いことをしたわけでもないのにしこたま殴りつけていた父
絶対的強者だった男がこんなにも衰えてしまった