http://i.imgur.com/NCyER2j.jpg
http://i.imgur.com/0wYrRDE.jpg

ひきこもり状態というのは、「ガソリンの入っていない車のようなもの」だとも思う。

ガソリンの入っていない車を動かそうと外から働きかけてもそれは無理というものだ。
車にガソリンが必要であるように、人もまずはエネルギーを貯める必要がある。

そのエネルギーとは図表1にあるように、何かしら当事者にとってポジティブな出来事や声かけであり、
「安心感」や「理解」「共感」などである。ただし、これは一滴ずつしか溜まらずとても時間がかかる。

ところが、図表2のように当事者にとってネガティブな出来事や声掛けがあるとせっかく溜まったエネルギーは一気にゼロになる。また一からやり直しである。

私はこれを何度も繰り返しながら、なんとかいっぱいに溜まってあふれ出すようになったのが「生きてみよう」と思った三六歳のときだったと思う。

http://i.imgur.com/OBPzPnd.jpg
https://president.jp/articles/-/54612