飼い主が入院で猫12匹放置 保護介入も「何匹か置いておいて」 多頭飼育崩壊の実態
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沖縄本島内のアパートの1室に入ると、24個のおびえた猫の目が一斉に見つめてきた。
昨年8月、一般社団法人動物愛護の会「アベニール」の代表理事、石垣深樹さんが保護依頼を受けた時のことだ。

飼い主は30代の自称コピーライター。
精神科に入院中で、猫12匹が飼育放棄されていた。

猫の保護について飼い主側との話し合いは難航。
親族を探し出して連絡すると「借金もあり引き取れない」との返事。
団体の資金繰りも苦しい中で「私たちが保護するしかない」と腹をくくると、今度は「娘がかわいそう。何匹か置いておいて」という。
了解すれば、また飼育放棄になりかねない。石垣さんは「猫は物ではなく、命です」と説得を重ね、団体が全て引き取った。