BSテレ東「NIKKEI 日曜サロン」
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野党共闘で自民党を追い詰めた――党の力をつけ次にのぞむ

 芹川 選挙の関係でいうと、野党共闘ですね。焦点でしたね。リーフの10ページには、「自公政権を追い詰めました」とありますけど、これはそういう総括なんですか。

委員長 私たちはそう考えています。今度の総選挙というのは、野党4党が20項目の共通政策を確認しました。それから立憲民主党との関係では、どういう政権をつくるのかの姿も確認しました。そしてその上で選挙協力をやったわけです。いわば3点セットがそろってできた。そのことによって、かなり力がでてきて、多くのところで自民党を追い詰めた。

 共闘候補で一本化したところでは59選挙区で勝っています。それプラス33選挙区では僅差まで自民党を追い詰めた。ですから、共闘が効果をあげたことは明らかです。だからこそ相手は、たいへんだと考えて激しい攻撃をやった。その攻撃を乗り越えて、さらに前進していくところまでは残念ながらいかなかった。それはやはり、次の課題にして頑張ろうという総括をしています。

 芹川 小選挙区は確かにそうだと思います。けれど、比例では、特に立憲民主党は選挙総括でも、他党に票が逃げたみたいな書き方をしていると思います。

委員長 比例代表は、それぞれの党が、それぞれの責任でやっているわけですから、私は立憲民主党の総括にあれこれ言う立場ではありません。でも、共産党自身についていえば、リーフで示しているようなことをもっと平素からやって、党の力をつけることが大事だと総括をしています。