有名人に動画メッセージを依頼できる、米国の動画特注プラットフォーム「Cameo」が日本市場に参入する。Cameoを展開するBaron Appは2022年2月18日(以下、すべて現地時間)、日本での展開を視野にソフトバンクとのパートナーシップを締結したことを明かした。

Baron App・CEOのスティーブン・ガラニス氏はブログで「日本にはすでにユーザー基盤があり、今後の成長が約束された市場だと見ています。ソフトバンクとのパートナーシップの締結により、日本市場にとどまらず、広く東アジア地域での拡大を目指します」とコメントしている。

Baron Appは2017年にアメリカで設立したスタートアップだ。2021年3月にシリーズCラウンドで1億ドル(約115億円)の資金を調達。評価額は10億ドル(約1100億円)を超え、ユニコーン企業の仲間入りを果たした。同ラウンドにはソフトバンクグループのソフトバンク・ビジョン・ファンドも参加していた。

現在、Cameoにはラッパーのスヌープ・ドッグ氏やボクシング界のレジェンドであるマイク・タイソン氏を筆頭に、俳優、歌手、コメディアン、アスリート、インフルエンサー、起業家など、5万人以上の有名人が登録している。Baron Appではこの先数カ月以内に日本でもローンチし、日本での有名人獲得を加速させる計画だ。

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