大雪の影響で22日、すべての便が欠航となった北海道千歳市の新千歳空港では、22日から23日かけて、多くの旅行客が空港で一夜を過ごしました。

 22日、観測史上最多となる119センチの積雪を記録した新千歳空港では、滑走路の除雪が追い付かず発着する全ての便が欠航しました。
 全ての便が欠航になるのは、2018年の胆振東部地震以来です。
 大雪のため、空港につながる鉄道やバスの運休が相次ぎ、予約していた便の欠航を知った多くの利用客は、札幌にも戻れず行き場を失いました。

 そのため、北海道エアポートは、空港で一夜を明かす利用客に、毛布や寝袋などを配りました。
 札幌から神戸へ帰るために空港に来た男性客は、
「札幌市内からバスに乗ったが6時間かかった。空港に着いたら(飛行機は欠航し)なんの交通手段もないので、空港で寝ることにしました」と話し、苦笑していました。
 空港内では、22日夜、数百人の利用客が、床やソファなどに横たわりからだを休める姿がみられました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f1c03324f8d8bd4e3d0e6081cc0c0dc904b2f543