ウクライナ情勢をめぐり、仲介外交での解決をめざしたフランス政府が、一転してロシアのプーチン大統領への批判を強めている。マクロン仏大統領が4月に大統領選を控えているだけに、面目をつぶされた怒りが収まらない様子だ。

 フランスのルドリアン外相は22日に出演したテレビ番組で、プーチン氏について「権威主義的に逸脱している」「つねにあいまいなことをいって、裏工作ばかり」「彼と約束を交わすなど、ものすごく難しいのだ」などとこきおろした。

 25日にパリで予定していた仏ロ外相会談をキャンセルしたことも、この日に発表。プーチン氏との対話に前のめりだったフランス外交は、見直しを迫られることになった。

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